昨日は、個別のお悩みをお伺いする機会があり、私なりの想いをまとめてみました。
●ケース1 ~これからセミナー講師を目指すには何を学んだらよいか~
現在、職業を持たれながら副業として講師を行い、将来的には講師として本業にしていけたら、
という方で、そのためにこれから何をどう勉強していったらよいのか。。。。というお悩みでした。
正直、講師として学ぶことに正規のルートというものはないですよね。ですので、まずはその方ご自身が
どんな方々に何をお伝えしたいのか、そしてその強みは何ですか?とお聞きしたところ「株式投資」に
関することが好きだし、知識もあります!ということでした。そこからは、まずはそこに注力しながら
「投資」という観点で幅を広げていかれたり、ターゲットによって投資方法も変わってきたりするのでは?
という質問をいくつか投げかけることで、ご自身でイメージをある程度持てることができたようでした。
やはり、「自分の強み」を伸ばすことで可能性を拡げていくこと、というのがまずは新たな行動力の原点なのかなぁと
実感しました。
●ケース2 ~介護施設における環境改善のためのリーダー研修を行いたい~
長年、高齢者施設での介護レクレーション講師を行われた方が、各施設の介護現場における課題、問題に対して
少しでも解決されたい。。という思いを持たれていてそれが痛いほど伝わってきました。
<施設内における医療担当の医師・看護師と現場の介護職員とのヒエラルキー意識による感情対立>
<施設のリーダーは、シニアのスタッフと、会話の齟齬が生じる若いスタッフの間で、かなり疲弊している>など。。
介護業界というのは、これから猛烈な高齢者社会に向かっていく中で、欠かせない業界であり仕事になってきます。
1つの大きな問題として、「賃金対価が非常に低い、その割に労働力は想像以上」ということがあり、離職する人も
多いのが現状です。そこは今回、一旦別の課題ということを前提に、「自分の仕事の意義」という観点から
お話をさせていただきました。それは「どれだけ社会に貢献出来ていて、施設で生活されている方々が安心して
楽しく生活できているか、その幸福を大きく支えているお仕事」という「仕事の意味(meaninng )」をリーダーに
再度マインド・セットしていただくことをお話しさせていただき、ご相談者のひらめきのきっかけになられたようです。
なかなか、完璧な解決策をその場で出すということは難しいですが、今回は「強み」や「意味(meaninng)」など
ポジティブ心理学やレジリエンスの要素が、役立つ物であると実感しつつも「カウンセリングの難しさや、また
逆にやりがいも感じさせていただきました。これからもご相談者に寄り添いながら、幸福な人生の道しるべを
探しあえたらなぁ、、と思います。
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